エステ脱毛と医療脱毛の違い

今はいろいろなところで脱毛施術が受けられるようになっていますが、脱毛にもさまざまなものがあります。例えば、エステ脱毛と医療脱毛です。同じ脱毛であっても、やはり違いはあります。名前の通り、エステ脱毛はエステサロンでおこなう脱毛施術で、医療脱毛は美容外科や皮膚科などの医療機関でおこなう脱毛施術です。しかしながら、エステ脱毛と医療脱毛の違いというのはこれだけではありません。ここでは、エステ脱毛と医療脱毛の違いについてさらに詳しくご紹介していきたいと思います。

エステ脱毛と医療脱毛では効果が違う

エステ脱毛と医療脱毛の違いとしてまず挙げられるのが効果です。基本的にレーザーや光を照射して脱毛施術をおこなっていくという部分ではエステ脱毛と医療脱毛も同じなのですが、エステ脱毛と医療脱毛では照射できる出力に違いが出てきます。この出力の違いが脱毛施術の効果の違いを生み出すのです。 エステ脱毛では毛を生成する細胞にダメージを与えることはできるのですが、破壊というところまではいきません。そこまでのパワーを出すことができないのです。基本的にエステサロンではレーザー脱毛ではなく光脱毛をおこなうことになりますので、どうしても医療脱毛と比べると効果が弱くなってしまうのです。そのため、効果として期待できるのはあくまでも一時的な抑毛といったところです。永久脱毛ではないので、時間が経過すれば繰り返しムダ毛が生えてくるようになります。 一方で、美容外科や皮膚科のクリニックなどでおこなう医療脱毛は、毛を作り出す細胞である毛母細胞を破壊するレーザーを使って脱毛施術をおこなっていくことになります。細胞を破壊する行為は医療行為になりますので、レーザー脱毛というのは基本的に医療機関でしかおこなうことができません。しかしながら、強いレーザー光を照射して細胞を破壊することのできる医療脱毛だからこそ、いわゆる永久脱毛効果が期待できるのです。

エステ脱毛と医療脱毛では脱毛が完了するまでの期間が違う

エステ脱毛と医療脱毛では脱毛が完了するまでの期間も違ってきます。もちろん、個人差もあるのですが、どこで脱毛施術を受けるかによっても脱毛完了までの期間が異なってくるのです。 エステ脱毛ではだいたい12回から18回の施術をおこなう必要があるといわれています。全身脱毛となってくるとやはり2年から5年くらいはかかるものと考えておいたほうがいいでしょう。先でもお話しましたように、エステ脱毛ではパワーが弱いので、効果を実感するまでには何度も何度も通う必要が出てくるのです。その分、脱毛が完了するまでの期間も長くなってしまうのです。もちろん、長い期間通ったとしても必ず満足いく仕上がりになるとは限りません。 一方で、医療脱毛になってくると5回ほどでも効果を実感できるようになります。というのも、医療脱毛だとパワーが強いので回数が少なくとも、効果を実感しやすくなるのです。期間としてはだいたい1年くらいなので、脱毛施術を受ける側としては何度も通う手間も省けます。スピーディーに結果を得たいという方であれば、医療脱毛のほうが確実と言えるでしょう。

エステ脱毛と医療脱毛では万が一のときの安心感が違う

エステ脱毛と医療脱毛では万が一のときの安心感も違ってきます。というのも、脱毛施術というのはまったくリスクがないわけではないのです。そう考えると、万が一のときにどのような対応をしてくれるのかという部分はとても重要になってきます。 エステサロンでおこなわれるエステ脱毛の場合、基本的にはそこにお医者さんや看護師さんなどの医療従事者はいません。もちろん、医療機関と提携しているというエステサロンもあるのですが、何かあったときにその場ですぐに適切な対処ができる人がいるかというと微妙なところです。エステサロンで働くプロだからといって、医療関係の専門知識があるとは限りません。 しかしながら、医療機関でおこなうことになる医療脱毛であれば、万が一のときにお医者さんや看護師さんがすぐに対応してくれます。脱毛施術では火傷をしてしまうこともありますし、肌の炎症が起こってしまうようなこともあります。このようなリスクがあることを考えると、そのリスクが発生したときにすぐ対応してくれるような環境であることも大切なのです。

大切なのは自分に合ったものを選ぶこと

エステ脱毛と医療脱毛ではこのようにいろいろな面での違いが出てくるものです。それぞれにいいところがありますので、一概に「エステ脱毛がいい」「医療脱毛がいい」と言い切ってしまうことはできません。 大切なのは、エステ脱毛と医療脱毛のどちらが自分に合っているのかを考え、自分に合ったものを選ぶことです。自分に合ったものを選ぶことができれば、必然的に満足度も高くなってくるでしょう。どちらにしてもリスクがあるからこそ、しっかりと比較検討をしていくことです。